第六話「さよならダイヤモンド夫人」

さてさて,こちらもイケてないアニメです。なんていうか80年代のハードボイルド小説でもまだ現代的だった気がします。GONZOってセリフを耳で聞いたときの違和感とか感じていないんですかね? 鼻で笑っちゃうようなシーンが多すぎるんだけど……。
透明な体のために攻撃がすり抜けてしまうという敵が出てくる。俺はカーチェイスとそのあとの主人公が血を吐くシーンで,「車ごと燃やす」「血を吐きつけて写真を撮る」のどちらかだと思ったんだけど,どちらもせずに逃走されてしまいます。この能力同士の対決ってすでに使い古されてて,どのように対処すればいいのかも分かりきっている部分があると思う。漫画か何かで見たぞ。最後にカラースプレーで対処するんだけど,テンポが悪いなとしか思わなかった。独白も,なぜあのときにあの相手に言う気になったのかが全然分からない。書きたいセリフがあってそれを話の流れもかまわず描くのではなく,言うのにふさわしい場所と相手を用意しないといけないと思う。そうじゃないとキャラクターだって喋りにくいだろう。