1巻〜5巻
おもしろい。確かに面白い。
1巻でマリアさんがメイド服を着るシーンがあるけど,腰を結んでから肩を通している。エプロンの着方を思い出せばそんな順番で着るわけがないので,これは作者のミスだと思う。腰を結ぶのは一番最後だろう。
あと,絵がうまいんだか下手なんだかよく分からんけど,こだわりを感じさせるカットが多く,その辺も見どころだった。
- 作者: 畑健二郎
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2005/02/18
- メディア: コミック
- 購入: 2人 クリック: 75回
- この商品を含むブログ (383件) を見る
分かって作られた作品であることは分かっているし,こんな指摘は野暮なんだけど(「これが私の御主人様」などと同じ文法の作品である),「ハヤテのごとく」はどうもそのフィクション性が中途半端で気になってしまった。
作品世界にどっぷりハマって「ああ,いいなあ」と思っている分には充分な娯楽性を備えているけど,その先がないというか,読み終わってまわりの世界を見てもなお「ああよかった」と思えるかというと,かなり微妙だと思う。本当にいい作品は,読んでいる間だけでなく,読んでいないあいだの時間も,幸福にしてくれるものだと思っているのだが。