「機銃が一番」「地の潜水艦」こが しゅうと

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私はもう「マニアックな知識を熱く語るもの」に触れるとそれだけで顔がニヤけるおかしな人間ですが,これはそういう私の喜びを狙い撃ちしてくれる本でした。
比べるというのもあれだけど,「機銃が一番」の方が,ジャンルがより限定的になっているので読んでて心地よかったです。どっちの方がマイナーかというと逆になるんでしょうけど,限定的じゃないと印象が散漫になってしまうんだよな。
話は脱線するけど,分野を選ばず「熱く語るモノ」は好きなんですが,ちょっと前までは女性の作品にはあんまりそういうのがなかったと思います。やおいものやジャニーズ物でも,熱く語るというものはなくて,「男性お断り」「分からない奴は分からなくていい」ってものが多かったです。状況が少し変わってきて,女性でも熱く語る人が増えたのは嬉しいことです。私が思うに,2ちゃんねるやその他の「ネットターム」というべき言葉遣いが現れたことで,女性にも語りが可能になったんだと思います。ちょっと平田オリザっぽい分析ですが。