4月7日放送分

今回のアシスタントの工藤里紗もやべえ。番組制作の意図ではないと思う。ギャラの安いタレントってこういう傾向にあるんじゃないかと思った。これじゃ上田愛美と変わらんじゃないか。
まあ,それはそうと,今回のゲストの「批評」「評論」についての話は色々と感慨深かった。結局,ネットの批評に専門家がかなわなくなってきているのである。ネットに感想を書く人は,その作品だけを骨の髄までしゃぶり尽くして感想を書くので,評論家より濃いということを言っていて,その通りだなあと思った。
また,これは自分で思ったんだけど,評論とか感想というのはその作品のタイトルごとに参照したいのが普通であり,評論家としての顔や名前は興味の対象外だということも重要だった。私もはてなのこのページに色々な感想を書いてるけど,はてなの使い方は一人の人間の感想を縦に読むのではなく,キーワードによってつながれた感想を横に読んでいくのが普通だと思う。というか,どっちが縦でどっちが横かも分からない。作品名が縦で,書いている人間が横糸かもしれない。そうなるとますます評論家の仕事はなくなっていく。
私は,感想をたくさん書いている人間は,多かれ少なかれ,そこから自己表現のようなものをしているんだと思うし,自分を見て欲しいという欲求があるんだと思う。だから,書いている人が誰かというのをまったく無視して批評だけが存在する世界というのは今後もならないと思うけど,評論を通じての自己表現というものが形を変えていくだろうってことは想像が出来ます。
テレビでもみんな言ってたけど,今は過渡期なんだよな。