リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ 2006

ベルギーの街並みを見ていると,フランスとはまた違ったものを感じます。誰が言ってたか忘れたけど,ヨーロッパの街は広場と教会が真ん中にあり,そこから民家が広がるように立っているというのが基本構造だそうだ。実際,レースを見ていると教会と広場を繋いで走っているように見えないこともない。
日本の田舎というのは集落ごとに神社や寺があるわけではないので,祭事のコミュニティと近所付き合いのコミュニティの広さは微妙に違う。もっとも,山間の村ではそのスケールはまったく同じだけど。
ヨーロッパのクラシックレースを見ていると,やっぱり日本でもやってくんないかなと思います。小学時代,中学時代の通学路や,祭りのときに通行禁止になったあの道を,レーサーが集団で走り抜けていくのを見るのはテレビで見たっていいもんだと思う。プロの自転車チームのスポンサーは,安上がりだそうだけど,一体,レースそのものの費用というのはいくらかかるんだろう? 日本で,周回ではない町から町へのレースを開催するとしたらいくらかかるのか,気になるところです。
東北の田舎道や,日本アルプスの山道や,なんだったら尾道の坂なんかを無理矢理レースしているところを想像してしまって,想像だけでドキドキします。
日本には石畳は無いけど未舗装の国道(酷道?)だったらあるぞ。酷道でレースしたらパンクばかりで大変だろうなあ。当然チームカーは入れないから出口で待つしかなく,アシストの選手はエースにタイヤを渡して次々にリタイア……なんだかわけ分からんレースになるな。何を言ってるんだ俺は。
レースはよかったです。各選手の実力差ってやっぱりそんなにハッキリしたもんじゃないんだな。よく言われるように,その日に一番強い選手が勝つって感じ。いや,Valverdeは祝福してますよ。なんか変な言い回しになっちゃったけど。