闇に抱かれた子供たち
実はジョン・ソールを読むのは初めてである。ホラーファンとして,いずれ読まなきゃなあと思いつつ,表紙の気持ち悪さに引いていたのである。それでも高校時代に買った本が実家の本棚には差さっていたりするのだが,ある日ふと「ジョン・ソールを読んでみるか」と思って現在の本棚を見てみたら一冊もなかったのである。一冊くらいあるだろうと思ったのに何も無し。そのときはしょうがないので別の本を読んだんだけど,またそんな気分になったときに備えて,古本屋で一冊買っておいたのである。
ジョン・ソールのいいところが二つある。
- どこの古本屋にもある。そしてブックオフなら100円コーナーに必ず何冊かある。
- 代表作と言われるものがないので,どれを読んでもよさそう。
ジョン・ソールそのものについては,そんな古本屋で見かけたときに手に取り,巻末の解説を読めば分かるのでここで改めて書くようなことは何もない。あえていうなら,この「闇に抱かれた子供たち」の解説はなかなかよかった。
で,感想。
意外といける。すくなくとも今の視点ではそれほど陰惨ではない。また,文学志向だったのかなんだか分からないけど,安定した文体はずいぶん読みやすい。ものすごく面白いわけではないけど,たまに読みたくなるという気持ちは分からんでもない。
大した感想になってなくてすいません。気まぐれにまた何か書くかもしれません。
追記(2006-04-28T21:17:48+09:00)
ジョン・ソールがキーワードになっていませんでした。不適任もはなはだしいですが,叩き台を書こうと思います。
- 作者: ジョンソール,John Saul,小野田和子
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 1994/09
- メディア: 文庫
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