第10話「涼宮ハルヒの憂鬱IV」

長門有希の戦いである。これは小説を読んだときに映像化が難しいだろうなと思い,同時に映像化されたものを非常に楽しみにしていたシーンである。結論をいえば非常に満足。この回はかなり充実した回であった。実際,オープニングもブッ飛ばしたしね。
あと,原作というか,原作の挿し絵を越えた部分が朝倉涼子のナイフである。いとうのいぢはナイフというものの資料をまるで持っていなかった上に,資料を探そうとも思わなかったらしく,原作で描写されるナイフとイラストにかかれるナイフにはものすごい距離があったのである。それが今回のアニメではきちんとしたナイフが描かれていて,もう俺の中ではホントにかなり満足したのである。いとうのいぢもこれを見て次の版からはイラストを差し替えるように。
戦闘シーンについて,おそらくはもっとしっかりした洞察がほかの人によって書かれると思うので,そちらを参照しようと思います。
あと,次回は「射手座の日」なんだよね。ずいぶん原作的には飛んだと思うけど,好きなエピソードなので楽しみです。長門有希の操作(というか作者のUIに対するこだわり)が見れていいです。うがった見方をすれば,コンピュータ研についてのわだかまりを残さずにアニメを終わらせたいっていう意図もあるんだと思うけど。