1巻-11巻
というわけで今回の大本命「クレイモア」です。
まず一言で言うと面白い。
興味を持ったきっかけはどこかのサイトでこんな記述を見かけたからです。
女のくせに男の中で同じバトルをするとか、ありえないだろ。女なのに男並みに強いとか、見ていて白ける。「クレイモア」以外は。
登場人物にほとんど男がいません。というか人間もほとんど出てきません。女が男並みに強いとかいっても美少女剣士とか露出度の高いコスチュームとは無縁で、その手の作品とは毛並みが違います。
もっというと、1巻、2巻の、粘り着くような描写とストーリー展開、着実に世界観を踏み固めていくやり方には感心してしまいます。
読んでいて、徐々に全貌が明らかになっていく様は凄いんだけど、同時に絶望感もあって、これがまたグッとくる。
ただ、後半まで読むとバトルものとしてありがちな罠にはまり込みつつあるのも感じるので、その辺についてどのようにしていくのか興味深いです。
月刊少年ジャンプが休刊と聞いて真っ先に心配したのがこれだけど、クレイモアに関してはちゃんと連載が続くようです。それはそれとして、だらだらやらず、話としてチキンと着地させて欲しいです。
- 作者: 八木教広
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2002/01/05
- メディア: コミック
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