5巻-11巻
それにしても、少女漫画を読んでて思うんだけど(そして「最近の話」に書いたけど)女の子ってホントにこんな風に周りの人の気持ちをご飯のように味わいながら生きてるんですかね? いまさら改めていうことじゃないけど、少女漫画ってストーリーテリングよりも登場人物の心情に重きが置かれているように思う。女の子は他人の心情を娯楽として消費しているのか、それとも登場人物と同じように周りの人の心情を想像しては頭の中であーでもないと考えていてそれに共感しているのか、どっちなのか気になります。
前者なのかな? 「あたしはあんな風に周りの人のことでイチイチ悩んだり傷つかないけど、読む分には楽しい」ってことなら、それもなんか嫌だなあ(変な幻想を持つなと諭されそうだけど)。
それよりもストーリーテリングの話をすると、主人公の無効化のアリスが、心情描写の都合のために、使えたり使えなかったりするのは読んでて歯がゆいです。無効化のアリスなんだから周りの人間は変な心配するなよ。ホント。
- 作者: 樋口橘
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2004/07/16
- メディア: コミック
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