Winnyの技術

レビューでも褒められているけど、非常に面白い。P2Pというソフトを作るにあたってどこに気をつけるか、どのように設計するか、考えさせられる。色々言われてるけど、これを読むと、技術的な好奇心で作ったというのも分かる気がする。少なくとも、既存の著作権を壊すためなんて動機で作られるような設計ではないです。
Shareの欠点や、Winnyが検索性と匿名性の妥協点をどのように設定したのか、なんとも興味深い。著者にもっと自由に作らせてやれよと思った。あと、俺もいっちょ作ってみようかなと思った。ファイル交換じゃなくてもP2P技術というのがとても面白いというのはよく分かった。
分かりやすく書かれているので、プログラムとか分からない人にもおすすめです。それにしてもタスク管理を自前で作ってたとは驚きだ。

Winnyの技術

Winnyの技術

5月24日に読了。