屍肉の聖餐

展開の意外さに軽くやられた。あと、解説に書かれていることが読み終わってから分かる。凄惨な事件を扱っているが、作者からそれを感じない、という点である。読むと分かる。残酷で暗くて、数の多い連続殺人ものとして定番なんだけど、展開の妙と背景や知識の堅牢さなどが、その他の作品に対して一線を画してます。

屍肉の聖餐 (集英社文庫)

屍肉の聖餐 (集英社文庫)

7月4日読了