2007年を観終えて

欠かさず観たし、「お、今日は彼が勝ったか」「彼が逃げたか」「彼は駄目だったか」などという感想はあったのですが、意外と気持ちが盛り上がらなかったです。
ドーピングスキャンダルなど無関係に自分は自転車ファンだと思っているし、今後もレースを見続けるとは思う。だけど、自分でも思っていない、理屈を越えたところで意外とダメージがあったようでした。
一つには、最強の人が走っているというよりスキャンダルをくぐり抜けた人が走っているというイメージになってしまったからだと思います。ツール以上にブエルタを勝ちたい選手だってたくさんいるはずなのに、出走リストにそれを感じることができなくて、順当であり、みんな健闘したのに、なんだか駄目でした。
我ながら悔しいことです。
そういう意味で、コンチネンタルチームは単純にブエルタに賭けて走っているので、そういう選手が一杯活躍できたのはよかったと思います。個々のゴールシーンや、アタック、クラッシュ、逃げと追走、それぞれにドラマがあり、スペインの田舎の広大な砂漠やオリーブ畑を見れたのもよかったです。
まだいくつか大会はあります。シーズンもそろそろ終わりなんだと思います。感慨深いです。
選手達、がんばれ、超がんばれ。