アニメ調査室 2008夏調査(2008/4-6月期、終了アニメ、18+1作品)

毎度の参加。

アニメ調査室(仮): 終了:第9回2008夏調査(ブログ参加者用)

01,あまつき,x
02,図書館戦争,D
03,xxxHOLiC◆継,x
04,紅 -kure-nai-,A
05,純情ロマンチカ,x
06,いくぜ! 源さん,x
07,仮面のメイドガイ,C
08,ヴァンパイア騎士,x
09,MAJOR 4th season,x
10,ギャグマンガ日和3,x
11,クリスタル ブレイズ,C
12,PERSONA -trinity soul-,x
13,ネオ アンジェリーク Abyss,x
14,Mnemosyune -ムネモシュネの娘たち-,x
15,ドルアーガの塔 -the Aegis of URUK-,D
16,D.C.II S.S. -ダ・カーポII セカンドシーズン-,x

17,優しさと感動のこだま(3月終了),x

18,かのこん(全話放送),C


図書館戦争は原作が面白かったのでいいものになるだろうと期待していたのに、原作のよさをスタッフが読み切れてなかったのか、全然つまらんものになってしまった。ただ、冷静に考えると、銃撃戦の映像化にしても、細かい仕草でラブが滲み出る描写にしても、実は小説こそが向いているメディアであって、アニメ化という試みそのものが失敗だった(スタッフに責任はない)のではないかと考えるようにもなった。
紅は単なる萌えアニメかと誤解されるだろうけど、ヒロインの紫はアニオタに都合のいいフィクションの幼女ではなく、もっとリアルな小さな女の子であった。性的なものは何もないし、まわりの人間もそれに欲情することがないので、見ていて安心できる。これに興奮するとしたら、それは真正だからだろう。日常系のアニメの描写としては頭一つ抜き出ていたと思う。一方で、最終話の感想にも書いたけど、クライマックス3回のシナリオがグダグダで、これで大きく評価を下げることになった。紫奪還の話を1話だけにして、日常をもっと掘り下げれば傑作になっただろう。奪還の話を短くしなくても、もっと考えてストーリーを考えていればよかったのに。
ドルアーガの塔も期待していたんだけど、もう、最初から「塔」じゃないし、話も全然面白くない駄作であった。原作がドルアーガであるだけで、中身はその辺に転がっているスカスカなものと大差ないです。
かのこんは原作が原作なので期待通りといえば期待通り。けど、18禁のくせに原作を下まわる過激描写に、なんだかがっかり。これならかのこんである必要がなく、同時にスタートした「ToLOVEる」の方が個人的には評価高いです。