第9話「彼岸花 - Lycoris radiata Herb - 」

GUNSLINGER GIRLではしばしばアニメが原作を超えているんだけど,このエピソードもそのような優秀なものの一つ。何も事件は起こらない,いってみれば次の話のプロローグ的な位置づけだけど,妙な迫力があってつい見てしまう。
すべての時間をラウーロに使うと言い切るエルザ・デ・シーカの精神状態は,アニメ版のこれを見ていないと伝わりません。狙撃シーンの不安さも秀逸。音楽も素晴らしい。
ラウーロの車の中でかかっている音楽は安っぽすぎる気がするんだけど,そこまで文句を言ってもしょうがないか? やるんならもっと重厚で場違いなロックをきちっと流して欲しかった。