第8ステージ*4

逃げが成功したステージといっていいでしょう。最初の山岳賞4連でスプリンターたちが遅れたわけで,次の中間スプリントポイント3連を山に強いスプリンターが稼ぐ展開になった。
山岳賞4連はポイントになるんだけど,最後の2級山岳が,「最後の山岳が2級以上だとポイントが倍」という「クイズ番組的設定」(栗村修さん談)のため,最後で20ポイント獲ってしまえばそれで山岳ジャージが着れてしまうということになっていました。
ポイント3連で,ポイント狙いの逃げは吸収されたんだけど,それから山岳,そしてステージ優勝を狙うための次の逃げが何度もチャレンジされます。Discoveryはその逃げを,メンバーを見ながら上手に見逃しました。逃げたのは7人。Vasseur, Commesso, Flecha, Jalabert, Scholz, Weening,Sorensenです。
そこからさらに山岳の途中でWeeningが強烈なアタックを仕掛けます。ほかの逃げは,メイン集団に吸収されます。涎と汗を流しながら山岳ゲットかと思いきや,あとから追いついてきたKlodenに差されます。
しかし,そのあとの下りもずっと二人で逃げて,ゴール前ではKlodenをWeeningが差して劇的なステージ初優勝。Weeningの逃げは終始積極的だったので,彼が優勝でほんとによかった。
あと,Discoveryのアシストが2級山岳ごときでみんないなくなるのはどういうことだとか,新人賞ジャージが移ったとか,そんな感じ。
ゴール前スプリントの写真判定はものすごく微妙なので,脚注のリンク先の一番下の写真を見てみてください。ものすごく僅差。
本日のツール放送は7時から。休養日前の長丁場。