第6ステージ

見事な平坦ステージ。McEwenの狙いである2,4,6,9ステージの3番目。ここまでシンプルなステージだと特記することも何もなく,普通にMcEwen優勝です。
放送が始まってから2時間後,ゴールの町に入ると,解説の栗村さんと谷口さんが,「やっと集団が動き始めました」と言ったんですが,ほんとに「やれやれ」という感じが伝わってきました。
栗村さんの解説にハマりつつあります。今回も面白かった。
「こういうときはメカニックとかは別の戦いをしています。監督は運転しているのでそうでもないですが,リアシートのメカニックやマッサージャーは睡魔との熾烈な戦いを繰り広げていると思います」
「こういうコースを低い負荷で長時間走り続けるのは,選手によってはかなり辛いですね」
「選手に個性というのは重要で,何もない山岳ポイントに向かってアタックするとか,いつも後ろをふらついているとか,そういうのがあるとやっぱりファンはつきますよね。集団でみんなと一緒にきちんと走り,変なことをしない選手というのは,仲間からは好かれると思うんですが,ファンはできにくいですね。逃げの三人とか,三日もすると誰も覚えてないんじゃないでしょうか?」
McEwenは実力もあるし,個性もあるし,いい選手だと思います。ヒールもできますし」
McEwenには勝つための公式がないので,それを破るための公式もないですね」
ところで,ニュースサイトにはこの日マリア・ローザを着ていたSerguei Goncharを,テレビや別のニュースサイトではSerhyi Honcharと表記していて,なかなかややこしい。そのマリア・ローザですが,Olaf Pollackへとチーム内移動です。
展開がお決まりだったので,特に書く事もありません。かわいそうだから逃げの3人の選手の名前を書いておきます。スタート直後6キロの地点から延々200キロも逃げたそうなので。

栗村さんによると中堅どころとのこと。珍しくSelle Italiaのいない逃げであった。