第20話「嘆きの詩」

前も書いたと思うけど,アーエルマミーナの死にこれほど動揺する理由がよく分かりません。ただ,見ているうちに,「まあ,いままでも行動の理由が分かるような,感情移入しやすいキャラクターじゃなかったしな」と思って,反応を反応として受け入れるようになりました。リモネドミヌーラが死んでないことを知っていて,マミーナは死んでしまっているということを確信していなければああいう反応にはならないと思いました。あと,「そんなに彼女と親しかった?」っていう疑問もあります。自分と同じく出自が平民のシヴュラだったってことなのかもしれません。この辺の色々な違和感について,おそらくアーエルの中には説明できるところがあるんでしょう。いくつかは本編でこれから説明されるかもしれないし,いくつかは今後もほったらかしだろうと思いますが。
映像的にはおとなしかったと思います。が,ストーリーは悪くなかったです。宗教がいいものだとは思わないんだけど,戦争のような緊急事態にあって,このように権威や伝統を軽んじる者が出てくるのは決してよいものではないなと思った。どうしても物語がコール・テンペスト側から描かれるので,コールを戦闘部隊とみなすだけの指揮官(名前が思い出せない)には反発するものを感じる。向こうには向こうで言い分があるんだけど,効率を重視して伝統や部下のモチベーションを軽んじると足元をすくわれるぜ。
DVDが届いたので見直しました。キャラクターの性格の違いがなんとなく分かってきました。