双月の騎士 第4話「ヴァリエールの三姉妹」

どうも脚本を書いた奴は(って河原ゆうじという人物だが)、この作品の「ファンタジー」としての側面がまるで理解できていないようだ。大丈夫だろうか? Wikipediaの記述を見ても、あまりそういう背景について知識のある人間ではないようなんだけど。
話としては、ヴァリエール家に連れ戻され、ルイズが結婚させられるという話。けど、ヴァリエール家がなぜ戦争に反対しているのか。アンリエッタがなぜ戦争をしようとしているのか。そもそも、戦おうという相手はどのような相手なのか。その辺を見る人に分かりやすく説明するチャンスだというのに、アニメでは徹底してスルーする。そもそも、前回の魔法学院で軍事教練をするシーンを見ても、いいかげんな知識でアレンジしているのがよく分かる。原作が、意外と調べているなーという感じだったのに、アニメの方では、何にも知らないなーという印象になってしまう。非常にもったいない。
作者もハイファンタジーをやるつもりはなく、そのカッコいいエッセンスだけを拝借している。その拝借のしかたがうまいのだから、そこはきちんと踏襲していいと思うんだけど。
「それはねーよ」ってシーンがあると、いくら能天気アニメでも白けますよ。
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