第27話(最終話)「天の光はすべて星」
ニアの扱いについてはちょっと疑問を感じますね。ただ、アニメのスタンダードには違いない。ガイナックスというとアベノ橋で予想外のハッピーエンドを見せたけど、こっちはそうはいかなかったみたいだ。
シモンの引退後の生活も難しい。これは宮崎駿の作品についても指摘されているけど、アニメに限らず日本のフィクションは、「成人した男性」というものについて理想のイメージをうまく提示できていないということがここでも露呈した形だと思う。実際、どういう大人に憧れればいいのか、自分もよく分からないからな。
グレンラガンという物語については、「オトナアニメ」がやたら詳しい特集を組んでいて読み応えがありました。この最終回についても制作者のインタビューが載っているしね。個人的には、もう大人なので、こういう終わり方もこれはこれでありかなと思ってしまいます。もっと若ければ、納得いかねえ、となっていたでしょう。
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