4-16巻

連載当初は絵が汚くて、ジャンプから離れていた時期とも重なって、まったく読んでいなかった。今回、一気読みしたら大袈裟な表現ではなく何度か涙ぐむくらい感動し、興奮した。「こんな変な絵の作品をなんでアニメ化するんだろう?」なんて思っていた自分が恥ずかしい。素晴らしい作品ですよ、これは。
ありがちだけど、日本ダービーの描写は素晴らしい。競馬ではジャンプのトーナメント方式を取り入れるわけにもいかないから、レースの数など決まっていて、そうすると一つのレースをどのように描いていくかという点に課題があると思う。そして、これしかないよなというやり方で一つのレースを盛り上げてくれます。これが非常に素晴らしかった。これ以降は有馬記念も泣けます。すごい傑作だ。
第二部になってからの競馬WC編は作者が無理矢理描かされたのか、おそらくリアルタイムに議論が沸騰したことだろうと思う。私は、人気作品の作者として有馬記念で終わるっていうのより、もうちょっと続きが見たかったと思うので連載続行は悪くないと思う。そこで引っ張り出してきたアイディアが苦しいものだったなと思った。

みどりのマキバオー (4) (ジャンプ・コミックス)

みどりのマキバオー (4) (ジャンプ・コミックス)