第50話「永遠のリング」まで

娘が嫁にいってしまう寂しさをなんだか初めて実感したような気がする。今まで大事に育ててきたのに、もう自分はいらなくなってしまうというのは、人間としても人生としても正しいのだけど、やはり寂しい。ジャン・バルジャン浪花節のような日本的な心情を重ねてしまうぜ。で、なんだかマリウスが頼りなく見えてしまうんだこれが。お前に娘はやれんって気持ちも分かる。誰が来ても納得できねえよな。
母の墓を尋ねるシーンでも、結婚式のシーンでも、涙が出てきてしょうがない。俺も年を取ったぜ。