黒娘 アウトサイダー・フィメール

黒娘 アウトサイダー・フィメール (講談社文庫)

黒娘 アウトサイダー・フィメール (講談社文庫)

第3章がよかった。それまではイマイチという印象だったけどここで引き締まった。最後まで読むと、すごい超展開が待っているんだけど、この本ではそれもありかという気がする。
傍若無人な女二人組、アトムとウランが通ったあとには男達の死体があるばかり。彼女たちが殺すのは、男の犯罪者とそれを黙認する男とその場に居合わせた男。ようするにどいつもこいつも殺して解決。グロ成分多め(というかレイプ成分多め)なので取り扱いには要注意です。しかしその先にパンクなかっこよさがあるのも事実。「もっともっと」とか「まだ足りねえよ」なんて人と「やりすぎ」「もう充分です」って人が多くて、「ほどよいお点前で」という感想を持つ人は少ないんじゃないかと予想する。