灼眼のシャナ6

吉田一美の心理描写は置いておいて,シャナの心理描写についてはセンスを感じる。ヒントを与えられ,考え,そして結論を得る過程が実にうまい。
で,吉田一美と坂井悠二の心理描写なんだけど,こちらはちょっとクドく感じた。「ジム・トンプスンはこういう描写を1センテンスで決めちゃうんだろうなあ」などと考えてしまった。丁寧に描写したいのは分かるんだけど,ちょっと回り道が多いかなあと。
ま,面白かったです。7巻まで買っているので,8巻からまた買っておこうかね。

灼眼のシャナ〈6〉 (電撃文庫)

灼眼のシャナ〈6〉 (電撃文庫)