第9ステージ

解説陣がしきりに海が綺麗だといってたんだけど,実際,綺麗です。イタリアはすげえなあ。夢の国だ(言い過ぎ)。海も森も町も綺麗で,風景を見ていて言うこと無しでした。
McEwenが優勝を狙っていたんだけど4位に終わりました。上りが終わってから勝ちの体勢に持っていくのに時間がかかった感じです。
優勝はTomas Vaitkus。2位でスプリント争いをしたBettiniが,勝ったと思って手を上げてしまうんだけど,ゴールシーンを再生するたびに当たり前だけどBettiniが手をあげるのでなんだか切なくなりました。スプリントでどっちが勝ったかというのは選手は分かるものだそうで,Bettiniも周りが見えていなかったというよりも,勝ちたいという気持ちが強すぎてつい手が上がったという感じなんじゃないかと思います。
以下,Bettiniのコメント。


"Today I wanted to try to win the stage, but couldn't do it! When Vaitkus sprinted I caught his wheel, and followed him. Then, I wanted to pass him on left side, but with his experience, moved to the left side to block me and made me lose some speed. Believe me, my condition is still good, and tomorrow I will try again."
前も言ったけど,Bettiniはコメントが言い訳から入るなあ。個人的にこういう風に言ってしまう選手って嫌いじゃないです。人間っぽくて。そんなイチイチ自分を負かした選手をリスペクトしてられませんって,実際(笑)。マナーはマナーとして分かるけどさ。「Vaitkusを左からパスしようとしたら彼が自分をブロックするために左に動いて,それでスピードをロスしたんだ。信じてくれ。コンディションはまだいいよ。明日もう一度トライするよ」このBelieve meが「コンディションはいい」にかかるのか,「Vaitkusが自分をブロックしたんだ」にかかるのか,それはよく分からない。

追記(2006-05-18T00:00:28+09:00)

同じ日のTour of CataloniaでFabian Cancellaraがステージ優勝したんだそうで,めでたいと思います。まあ,個人TT得意な選手だったからな。それとは別にCancellaraは好きな選手の一人なので,今後の活躍も期待しています。