9巻
こいつはすげえ。漫画の面白さを思い出させてくれるぜ。
ガリィは一切登場せずヴィルマとヴィクターの戦いが延々と描写されてるんだけど,戦いそのものを描写されてそれをぐいぐい読んでしまう感覚というのは,スラムダンクの山王戦に通じるものがあります。振り返ると戦ってるだけなのに,妙にのめり込んでしまうのは,二人の信念になんとなく分かるものがあるからでしょう。永遠の時を生きる吸血鬼二人に感情移入するというのも変なものです。そして物語の戦いの結果が予想できるとしても。
メルキゼデクの正体やその他も次には明らかになって,最終回も近いのかなと思います。なんかもったいない感じ。まあ,水中騎士やその他の作品を見ても,作者にはまだ色々な作品を描く力が残っていると思うので,長い目で心配しているわけではないですが。
銃夢 Last Order 9 (ヤングジャンプコミックス)
- 作者: 木城ゆきと
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2006/07/19
- メディア: コミック
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