11-15巻

15巻見たら次の巻で終了だそうで、残念。けど、人気が上がってても終わるべきときに終わるようで、その辺は安心です。
漫画そのものは登場人物の心理がきちんと描写されていていいと思います。あと、この漫画が画期的だったのは(関西弁やのうて)主人公の小泉リサが色気のない人間だったということじゃないかと思います。
この巻まで読んでても、身近な女の人を思い出しては、「あー、いるいるこういう子」と納得してしまいます。女の子っぽくというか、かわいく見せるための振る舞いが苦手で、「あかん、さぶい、キモい」となってしまう人。女の子に限らず男の子にもいるでしょう。こうすれば好かれるのが分かってるのにできないとか、反射的に色気のないリアクションをしてしまうとか。あと、嬉しいことを言われたときに繰り返して相手に「あんなん冗談や」と言われるというのも、漫画で読むと「なにしとんねん」だけど、現実には漫画以上によくやってしまう失敗だと思います。そういう意味で、色気のない人間がやってしまうことが上手に描けている傑作だと思います。精神的乳を出せというのは名言ですな。

ラブ★コン (11) (マーガレットコミックス (3877))

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