灼眼のシャナ 10

灼眼のシャナ〈10〉 (電撃文庫)

灼眼のシャナ〈10〉 (電撃文庫)

酷評とか無益だけど、この本はかなりの駄目作品でした。途中まで読んで、「あ、この巻は駄目だ」と見切りをつけた私は、見開きにつき1文だけ読むという変態的速読でやっつけました。それでもなんの問題もなかったです。
簡単にいうと、ジャンプのアクション漫画をそのまま小説にしたような物でした。「なに?」「まさか?」「待たせたな」「油断するな」みたいな展開が延々と続き、脳内でビジュアルにしている作者は気持ちよく書いたんだと思うけど、読んでいる方はなんの変化もないアクションが延々と続くだけなのを読まされることになり、全然面白くなかったです。伏線張りましたとか作者はいっているけど、こんな文章、まるで俺が中学生の頃に書いた文章みたいで、金返せというかこれに駄目出ししない電撃編集者は無能の集まりかとさえ思いました(売れてるからもういいのかもしれないけどさ。それはそれで有能である。読まされる方はたまらんが)。
アクションを小説にするときは漫画や映画などの映像媒体を対抗してもしょうがないです。アクション小説、冒険小説にはちゃんと血湧き肉踊る作品がたくさんあるんだから、それに勝てるような面白いアクション小説にして欲しい。

追記(2008-02-18T22:12:07+09:00)

なんかRSSで自分のこれを読んでビビりました。すごいこと書いてるな、俺。11巻も読み終えたけど、こっちは普通でしたよ。