灼眼のシャナ 11

灼眼のシャナ〈11〉 (電撃文庫)

灼眼のシャナ〈11〉 (電撃文庫)

学園祭にあたってのくじびきで50ページも引っ張るのはいかがなものかと思ったが、過剰な語り口も前巻と違って慣れてしまうとさくさく読める。どこを無視してどこを読めばいいかというのが分かりやすいところがいい。つまずく人はおそらく一言一句読んでしまってくじけるんだろうけど、この著者の文章は齧るのではなく舐めるのがコツである。別にけなしているわけではなくて、慣れるとそのペースが気持ちいい。で、後半に至ってあれこれと展開してよかったです。次の巻が楽しみです。