第12ステージ*10

脚注のリンク先を見てもらうと分かりますが,とんでもない平坦ステージです。ま,見てるときは坂のあるなしで楽しんでるわけじゃなくて,風景ののんびりさを楽しんでいるわけで,別にいいんですが。昨日のステージは丘の上に街があるという風景がとてもよかった。今日のステージはそのへんは普通の街並みです。日本とはやはりまるで違うけど。
話はズレるけどヨーロッパの人が日本に来ると「街の風景」がまるで違うことに驚くらしいです。グランツールとか見てるとそれも分かります。日本とはまるで違う風景だし,どの街もそれが当たり前のように機能しているんだから,世界は広いもんです。
ってなわけで第12ステージですが,平坦では何度も見たパターンでした。最初の数キロ(今回は12キロ地点)で逃げを成功させた選手が,100キロ以上も逃げ続け,残り30キロから20キロの地点でFassa Bortoloにつかまり,Fassaはそのまま8人のアシストを使い切ってAlessandro Petacchiを発射させる。Alessandro Petacchiはそのままステージ優勝。これまでにも何度も見たパターンで,今回もそうなるのかと思ったらそうなりました。Petacchi 6勝目。去年とタイ。
インテルジロは逃げの三人が獲りました。平坦のせいかやけに後ろにインテルジロが設定されてました。Radoslav Rogina,Leonardo Scarselli,Geert Steegmansの順。インテルジロ通過後にGeert Steegmansが単独で抜け出すシーンもあった。Lotto-Domoで,Mc Ewenを勝たせたいSteegmansは,先頭交代にも加わらずに後ろについていたくせにここで抜け出すという行為に,市川雅敏さんが苦いコメントをしていました。インテルジロまで待ったという意識があるのかもしれないけどと推測してたけど。
ここは地理的にFassa Bortoloの会社があるそうで,そういう意味でもFassaは負けられないステージだったらしいです。