書籍

灼眼のシャナ 10

灼眼のシャナ〈10〉 (電撃文庫)作者: 高橋弥七郎,いとうのいぢ出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2005/09/01メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 14回この商品を含むブログ (155件) を見る酷評とか無益だけど、この本はかなりの駄目作品でした。途中…

ライヴ・ガールズ

ライヴ・ガールズ (文春文庫)作者: レイ・ガートン,風間賢二出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2001/07メディア: 文庫 クリック: 9回この商品を含むブログ (2件) を見る別におすすめはしないなー。スプラッタパンク・ホラーのはしりっていう惹句が付いている…

図書館内乱

図書館内乱作者: 有川浩出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2006/09/11メディア: 単行本購入: 10人 クリック: 138回この商品を含むブログ (425件) を見る図書館戦争がおもしれーと思ってすぐに次のこれを武蔵野市立図書館で予約して借りた。返却期間…

狼と香辛料 V

狼と香辛料〈5〉 (電撃文庫)作者: 支倉凍砂,文倉十出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2007/08メディア: ペーパーバック購入: 2人 クリック: 252回この商品を含むブログ (243件) を見る一日で読んでしまった。面白かった。時間がないのであとで追記し…

図書館戦争

図書館戦争作者: 有川浩出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2006/02メディア: 単行本購入: 12人 クリック: 506回この商品を含むブログ (843件) を見る武蔵野市立図書館で借りて読んだ。中身を知らなかったが、舞台が武蔵野図書館なので、まさに物語の…

精霊の守り人

精霊の守り人 (新潮文庫)作者: 上橋菜穂子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/03/28メディア: 文庫購入: 14人 クリック: 135回この商品を含むブログ (357件) を見るこれは本当に面白い! 評判もよかったし、じっくり時間をかけて読もうと思っていたのに、…

FOUR PAST MIDNIGHT

ランゴリアーズと図書館警察を読んで、それぞれの二編目を読んでいないんだけど、もう充分です。この中編集はかなりの駄作です。時期的にキングがスランプのときに頑張って書き上げたって感じだけど、内容もまさにそんな感じです。内容がどうにも心踊らない…

姉飼

収録された短編どれもいい出来で、これはおすすめの一冊である。解説が大槻ケンヂだけど、彼が好きそうな題材だ。 どうもしかし感想を書こうとするとなんと書いていいのか分からない。小説の「イメージ」の力なんかがぎゅんぎゅん来ます。っていうか難しいな…

アロマパラノイド

小説の形になっていないと思う。とはいえ単独作品としての評価は悪くても、牧野修のその後のステップを知るにはいい小説だ。この小説にはいくつかのアイディアがあまり応用をきかせないまま詰め込まれている。読んでいると、「これがあの小説の元のアイディ…

この美少女文庫がすごい! Best of 2007

http://d.hatena.ne.jp/kirisakineko/20071230#p1 メモです。 追記(2008-01-05T22:53:09+09:00) こういうときにはてブを使えばいいのか。今気づいた。けど、なんとなく使いたくない俺がいる。

狼と香辛料 IV

あいかわらず見事というか、ホロの奇跡についての伏線もどこかに張っておくと完璧だったかもしれないとはおもうものの、その構成力に頭一つ抜きんでたものを感じます。 お約束だけど、ホロかわいいよホロ、と言っておきます。狼と香辛料 (4) (電撃文庫)作者:…

魔女ルミカの赤い糸

エロティックホラーという文庫の紹介文に誘われて読んでみた。そこはうまいポジションだと思ったからである。あまり開拓されていないからうまくすれば潜り込めるだろうと。 http://d.hatena.ne.jp/iris6462/20071203/1196687324 http://www.booklines.net/ar…

祈りの海

解説が熱い。 内容も興味深い。作者の、技術によって人の意識がどのように変化するかという点についての考察(SFの王道、人によってはそれがSFの定義だとまで言う人がいるだろう)を徹底的に掘り下げる点がよかった。なんか、やっとイーガンという作家が分か…

ミミズクと夜の王

電撃の大賞受賞作品で「このラベ」6位の作品。書評やあちこちの感想から、読む前から傑作の予感がしていたんだけど、やはり傑作であった。電車の中で読んでいたんだけど、後半三分の一はすぐに涙がこみあげてくるので読むのをやめて車内をぼーっと見てました…

タバサの冒険 2

本編より面白かった。これはなかなか出来のいい短編集だと思う。シルフィの態度が少し変わって、タバサを噛んだり叩いたりするようになったのが気になりました。そういうことをする関係だったっけ? アニメ第三期が発表されたけど、2007-11-27にあるように第…

天使に見捨てられた夜

すごく面白かった。一気に読んでしまった。 デビュー作が重かったので、こっちを敬遠していた。最近の作品はリーダビリティが上がっているのでどこかで化けたんだろうなとは思っていたけど、この第二作で既に化けていたとは意外だった。 読みやすさと構成が…

撲殺天使ドクロちゃん

まんとらのインタビューを見て興味を持った。で買ってみた。読んでみた。結構衝撃である。ライトノベルをライトノベル側に文章技術を磨くことでこういう地点に到達できるわけで、短い簡潔な文章によるイメージ喚起力がすごい。これは天性の才能なのかもしれ…

楽園の知恵

解説文ほどとんでもない傑作ではなかったけど、やっぱりどれも面白かったです。踊るバビロンもよかったけど、演歌黙示録がよかったな。楽園の知恵―あるいはヒステリーの歴史 (ハヤカワ文庫JA)作者: 牧野修出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2007/07/01メディ…

ゼロの使い魔 12 妖精達の休日

前巻をけなしてこっちを褒めている人がいたけど、こっち、ダメダメじゃないですか。なんかネタに困ったというか、エロゲシナリオやってるせいで抵抗がなかったのかもしれないけど、本編でここまでやらかさなくてもいいと思います。こういうのは同人誌とかで…

となりの801ちゃん 2

1を最後まで読んでいないのにこっちがあったから先に読んでしまいました。 801ちゃんは描かれることはあまり歓迎していないそうで、愛情表現だとも思っていないようですが(女の人はそうらしいというのがだんだん分かってきた)作者がこういう手段で表現せざ…

サヨナライツカ

ちょっと本編とは関係ないところから入る。 豊崎由美が辻仁成を蛇蝎の如く嫌っている。あちこちの書評でこき下ろしているのを読んだ。豊崎由美は信頼できる文芸評論家だと思うが、辻仁成に関してはどうにも駄目である。彼女の辻仁成評は「こいつはナルシスト…

ゼロの使い魔11 追憶の二重奏

サイトの気持ちがどこから来るのかという問題はもう解決していたと思ったので、ぶり返させれて驚きました。そろそろ自分がどうするのか決断することが必要だと思うんだけど。……って書いてみたけど、難しいか。なんだかこの手の話は何度も繰り返されそうです…

網走―東京 殺人カルテ

著者のことを褒める作家のエッセイを読んでいたので、買っていた。今回、久しぶりに積読整理。 で、感想だけど、完成度が高い。こんなに理詰めでミステリを書かれると感心してしまう。見事なものです。 元が中の人だけに、捜査やその周辺についてのリアリテ…

夢魔の通り道

SFホラー短編集。まったく知らない作家だったのに、これが掘り出し物の秀作。素晴らしい。調べてみたけど、ほとんど短編ばかりで、著作が少ないのね。検索してもなんか、釣りの同姓同名が引っかかるし。 SFホラーってことで、藤子不二雄のSF短編に通じるもの…

ジオラマ

短編集。短編に興味が湧くようになると(というかぶっちゃけ自分で書くことに挑戦すると)、作家の書いた短編についても抵抗がなくなって素直に読めるようになった。短編は作品に入り込むより、技術や起承転結を楽しむといいようだ。 本編は、まとまりがある…

夜の蝉

牧野修のあとに読むと同じ日本語なのに文章の違いに驚く(笑) 今さら褒めてもしょうがないくらいいい作品なのだけど、読んでみたらすぐに世界に引き込まれるよい作品だった。 奥付を見たら1997年の七版を新刊で買っていました。それを本棚に今まで置いていて…

傀儡后

牧野修といえばMOUSEには衝撃を受けたものである。 この作品は日本SF大賞を獲ったということだ。読んでみると確かに面白いし、SF大賞が好みそうな作品だと思う。力も入っている。ただ、ぶっ飛び方ではMOUSEの方が好みだったなと私は思う。 読み始めたら止ま…

マイノリティ・リポート

ちょっと読んでみた。SFについての知識が深まってきたので、この短編集についてもそういうジャンルの視点から楽しむことができた。ディックってどんでん返しが上手な作家だよな。マイノリティ・リポート―ディック作品集 (ハヤカワ文庫SF)作者: フィリップ・K…

ハイブリッド・チャイルド

この文庫における、表紙を担当した加藤洋之&後藤啓介の力というのは決して小さくないんじゃないだろうか? 小説はとても素晴らしい。幻想的で、想像力に満ちている。褒めちぎろうと思ったところだ。けど、イラストについても評価した方がいいよなと思ったの…

メイキング・ラブ

クライマックスは悪くないけど、全般的に退屈でスピードに欠ける小説。5点満点では2点といったところ。 解説に書いてある通りだとすると、メラニー・テムの文学志向が本書をめんどくさいものにしている。不必要な文章はせっかく書いたもんでも大胆に削除する…